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古池の大蛇
 泉福寺には、昔大きな古池がありました。そこには大きな大蛇がすんでいて、時々池からはい出して首を伸ばしておりました。
 ある時、根本堂というお堂まで長い首を伸ばして、橋がかかっているようにひるねをしておりました。
 ちょうど、そこを通りかかった村人は、びっくりして腰を抜かしてしまいました。そしてそのまま腰が立たなくなり床に臥すようになりました。それからというものは、 橋のようにお堂までのびた大蛇を見た者は、重い病気にかかり難儀している村人が多くなりました。
 困り果てた村人を救おうとして、慈覚大師という高僧が、千体のお地蔵様を作ってその池に沈め、大蛇の退散を祈りました。お地蔵様のご利益か、その後 古池の大蛇 この村で大蛇を見たという人もなく、重い病に難儀している人も出ないで、安心してくらせるようになりました。
 また、大師が沈めた千体のお地蔵様の中に一体だけ金で作ったお地蔵様があるといわれ、この池の魚はそのために片目がなくなってしまいました。
 大蛇が退散したため、池に沈めた金の地蔵様があまりにも光るので、片目がつぶれたのだと言う者や、大蛇のたたりだと言う者もいて、その後、この古池の魚は誰もとらなくなりました。